(一社)日本塗料工業会登録 ホルムアルデヒド放散等級 F☆☆☆☆
登録番号 K03090(NA-6 オリオ2)
■ 特 徴
☆ 天然植物油にウレタン反応を持たせた、翌日にはベタツキのない速乾型オイルです。
フロアー塗装の場合、翌日歩行が可能です。
☆ シックハウス症候群の原因とされる、ホルムアルデヒド・トルエン・キシレンを含有しないエコタイプ。
又、重金属も含有しません。
☆ 食品衛生法に基づく器具及び容器包装規格試験(合成樹脂)で対象物質を含有せず。
食品、添加物などの規格基準(昭和34年厚生省告示第370号)の第3のDの2
合成樹脂製の器具又は容器包装。区分:使用温度100℃以下 (一般財団法人日本食品分析センターにて試験実施)
☆ 低臭気なので、塗り替えにも安心して使用いただけます。
☆ 木材へ深く浸透し、しっとりとしたオイル調に仕上がります。
☆ ウレタン反応型なので、一般のオイル系塗料よりも物性面において大変優れています。
☆ ウレタン塗料・ラッカー等の塗り重ねが可能で、アレンジが自在です。
■ 用 途
● 木材内装用(造作家具、建具、床、壁など)
● 無垢材テーブル、チェア、キャビネット
● 木製食器、箸
■ 品 種
● NA-6 オリオ2 A液・・・オイル(天然の植物種子から採れる原料を使用)
● NA-6 オリオ2 共通B液・・・ポリウレタン樹脂硬化剤
● NA-6 オリオ2 メンテナンス用フィニッシュ・・・(床専用)オイル+潤滑艶消し成分
■ 標準塗装仕様 | |||
工程 | 塗料名 | 配合比 | 乾燥時間/20℃ |
下地処理 | 素地研磨 #180~#240 | ||
下塗り | NA-6 オリオ2A液 | 100 | オーバーナイト |
NA-6 オリオ2共通B液 | 50 | ||
NA-6 オリオ2専用希釈剤 | 50 | ||
※ | 50~60g/㎡刷毛塗り後、#400ペーパーにて擦り込みウエスにて拭き取り もしくは、刷毛塗りし乾燥後、#400ペーパーにて毛羽取り研磨 |
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上塗り | NA-6 オリオ2A液 | 100 | オーバーナイト |
NA-6 オリオ2共通B液 | 50 | ||
NA-6 オリオ2専用希釈剤 | 50 | ||
※ | 40~50g/㎡刷毛塗り後、ウエスにて拭き取り |
■ 木床面のメンテナンス方法
- 木床面の汚れや油分などを除去します。
- NA-6オリオ2メンテナンス用フィニッシュを良くかき混ぜてください。
- 10~30g/㎡の範囲で、布ウエスやモップで軽く撫でるように、薄くムラなく塗ります。
(厚塗りは避けてください) - 約1時間乾燥させてください。
! 木材の道管が深い場合や、目地などに多く溜まると、乾燥後に溜まった部分が白くなりますので注意してください。
■ フローリング塗り替えムービー
東京・南青山「BAR CUT」様のフローリングリフレッシュに、ご使用いただきました。
■ NA-6オリオ2についての“Q&A”
お問い合わせの多い質問について、回答をまとめました。
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塗装面は、ウレタン塗装品みたいにプラスチックのような肌触りに仕上がるのか?
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NA-6オリオ2は、木材に浸透し表面に塗膜を形成する塗料ではありませんので、仕上がり後の肌触りは木材本来の自然な質感となります。フローリングに塗装した場合、素足でも心地よく過ごしていただけます。
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木材へ塗装した場合、木材本来の調湿(吸放湿)作用はどうなるのか?
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NA-6オリオ2は、木材の表面に塗膜を形成しませんので、木材が本来持っている調湿(吸放湿)作用は損ないません。
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フローリングへ塗装した場合の、日常のメンテナンス方法は?
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一般のフローリング同様に、乾いた布で拭き掃除をおこなってください。汚れが目立つ場合は、固く絞った濡れ雑巾で拭き掃除をおこなってください。
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塗装面に傷がついた場合の補修方法は?
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傷がついた箇所をサンドペーパーにて軽く擦った後に、NA-6オリオ2を再塗装してください。
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自然塗料(植物油を主成分としたオイル系塗料)のように、使用後の布が自然発火する危険性はあるか?
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NA-6オリオ2は自然塗料とは異なり、発熱を伴う乾燥硬化をしませんので、自然発火の危険性はありません。但し、可燃物であるシンナーを含んでいますので、使用時は火気厳禁・使用後の布を火気に近づけることは厳禁です。
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自然塗料(植物油を主成分としたオイル系塗料)のように、乾燥時にシックハウス症候群の原因とされる、有害なホルムアルデヒドやアセトルデヒドをアルデヒドを放散するか?
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NA-6オリオ2は、自然塗料とは異なる反応で乾燥硬化するので、ホルムアルデヒドやアセトアルデヒドを放散することは絶対にありません。但し、塗料に含まれるシンナーを長時間吸引すると気分がわるくなる等、体調に影響を及ぼすおそれがあるため、使用時・乾燥時は換気を十分におこなってください。
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木製食器に使用可能か?
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可能です。食品衛生法に基づく器具及び容器包装規格試験において対象物質を検出せず、とのデータがあります。
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着色は可能か?
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NA-6オリオ2自体は透明な塗料ですが、専用の着色剤を使用することで着色は可能です。
着色方法は「塗膜着色」と「木地着色」の2種類があります。「塗膜着色」は、NA-6オリオ2へ溶剤系着色剤「カジュアルステイン」を混合し使用します。但し、この場合は工程上拭き取りを伴う為、濃色の着色は出来ません。濃色着色を要する場合は、「木地着色」をおこないます。「木地着色」にはアルコール系着色剤「ピュアPGステイン」を「ピュアシンナー」で濃度調整し、木地へ直接着色をおこないます。
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B液を長持ちさせる方法は?
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NA-6オリオ2共通B液は、ウレタン塗料硬化剤と同様に水分と化学反応をする性質があり、空気中の水分(湿気)とも反応をします。その為、使用時以外は必ず付属のポリ栓にて密封し、開けっ放しにしないようにしてください。また、中身が減ってきますと容器内の空気中水分との反応を起こす為、残りの容量に応じた小さな容器へ移し替えて、密封の状態で保管する方法も有効です。基本的には一度開封したB液は、なるべく早く使い切り、長期間保管しないでください。